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Works

1.海水淡水化向け(CNT/PA-RO)
CNT/PA-RO membrane for seawater desalination

カーボンナノチューブ(CNT)/ポリアミド(PA)複合RO膜による環境に優しい海水淡水化

 人口増加や大都市集中に伴う世界的な水不足の対策として、海水淡水化の需要が急速に増大している。遠藤研究室では、海水淡水化の中心技術である逆浸透(RO)法に用いる革新的なRO膜を開発している。優れた基本性能(塩除去性能、透水性能)に加えて、ロバスト性(耐ファウリング性、耐薬品性)を具備しており、大量に使用される薬品使用量を大幅に減らせることができ、維持管理も容易でより低コストの海水淡水化システムの構築が期待される。


CNT/PA膜の断面TEM像と構造モデル
CNT周辺ではPAがCNTに沿って配向



防汚試験(BSA)透水量経時変化
CNT/PA膜は透水低下しない、市販膜は大きく低下



北九州での実証試験とその差圧変化
CNT/PA膜は目詰まりしにくい



中東海水淡水化プラントでの実証試験